少しテイストの違った映画の評論となりますが、ちょっと時間のある方は最後まで読んでなんの映画か考えてみてください。
主人公となるメインキャラクターの気持ちを勝手に考えて一人称で話を続けますので気にしないでください。
変わりものなの??
神経質な父と少し変わった母に育てられ、今まで生きてきた、私。きれいな街とお洒落な人々、そんな言葉が似合うこの町で心臓の悪い私は学校にも行かずに母と毎日過ごしていた。そんな母も呆気なく死んでしまって、残された私と父。父と母が少し変と言ったけど、私も多分変わり者。人の好きなものと嫌いなものを勝手に観察するのが癖。とにかく人を観察するのが好き。誰も気づかないことなどに気づく、あの感じが好き。
運命的な出会い
20歳を超えても、運河での水切りやブリュレをスプーンで潰すことが好きなカフェで働く私。部屋の向かいには病気がちなおじいさんがいて、家から出たところをみたことはない。とある時、部屋の壁の中に、お菓子を入れるくらいの缶を見つけた。中には40年ほど前と思われる、少年のお宝が入っていた。私は、その宝箱を本人に、渡してあげよう。なんとなく、そう思った。
まずは、アパートの人に聞いてみよう。大家さんに聞いてみよう。夫に逃げられたらしい彼女の話はなかなか退屈。彼女からはヒントは得られなかった。家の近くの八百屋の嫌味なおじさんにヒントを得るもこれも不発。
見つけた!
ヒントをくれたのは向かいに住むおじいさん。そんな彼のヒントをもとに探すと、彼を発見。直接返すのは私には少し至難の技だから公衆電話において、彼が道を通る時に電話を鳴らそう。そうして彼は宝箱を手にした。今まで忘れていた記憶が一瞬にして思い出された。思わず涙を流す。楽しい思い出から、そうでない思い出まで。
写真の人
私がいつも通る駅の証明写真機に、写真を集めている変な男の人がいる。その人が、ある日アルバムを落としていった。そこには、様々な人が捨てたり、落としたりした証明写真の写真が貼ってあった。私は、それを持ち帰ってしまった。
向かいのおじいさんとはいろいろ相談をする仲に。おじいさんは絵を描いていて、その絵の中の少女の気持ちが分からなくて困っていた。そんな相談を受ける私。少しアドバイスをする。私に重ね合わせて。
人を幸せに。
昔から、人を観察することがすきで、それが次第に人の幸せに繋がっていくように。人に良いアドバイスを少しだけしていく。彼らは段々を幸せになっていく。でも、私はそんなお人好しでもない。嫌味な八百屋のおじさんは、いつものように新入りの子をいじめている。私は我慢ができなくなった。彼の家の鍵が空いていたので、彼の家にいたずらをいた。たくさん。これで彼も懲り懲りするでしょ。
カフェの男女の仲のキューピットにもなった。
写真機の男の人
アルバムを拾ってから、写真機にいくとそこには、落とした男の人がアルバムをみつけた方はこちらまでと電話番号が貼ってあった。私はその番号に電話した。大人のお店にかかった。多分間違い電話。でも私はその店に行くことに。そこに彼はいなかったが、あれがそこで働いていることがわかった。彼は別のところでも働いていると聞き、私はそこに向かった。
返してあげる。
ただ、返すだけじゃつまらない。頭と体を使って少しユーモアも入れて返してあげよう。私の顔を見られないように。アルバムは彼のもとに帰った。でも彼はアルバムより、返してくれた私に興味が深々。ひねりひねりで、連絡をとるようになり、でも私の顔も名前も分からない彼。私を探すのに必死だった。
ついに、、
私がカフェで働いているヒントをあげると、彼はカフェに来店。すぐに声をかけられ、”きみかい?”と聞かれるも知らないふりをしてしまった。私。こんなつもりではなかった。でもなかなかうまく行かない。今までに感じたことのない気持ち。なぜか彼から逃げてしまう。カフェの上司が彼に私のことを教え、会いに行くように伝える。でも私は彼に会う自身などない。そんなことを考えていると、彼が玄関の前に。居留守を使い、またしてもチャンスを逃してしまう。そんな私に向かいのおじいさんから電話が。今しかない。行きなさい。私は彼を追いかけた。するともう彼は目の前に。熱いキスを交わし、これが恋だと初めてわかった。
答えは
アメリ
あなたはわかりましたか?
フランスの映画で、少しお茶目なアメリの恋心を描いた楽しい作品。是非まだ見ていない方は見てみてください。とっても優しい映画です。
↑↑こちらはアメリの予告!
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