幸せである現状に幸せという事を気づけない時、ありませんか。。。
人はどのような時に幸せを感じるのか。
巨額の富を手にしたとき、大好物のものを口にしたとき、恋人とのデートのとき etc、、、
など、人によって幸せのかたちが違ってくる。しかし、ふとしたときに”幸せって一体なんだろう”と漠然とした疑問を抱くことはありませんか?
そんな状況になった時におススメできる作品があります。
”幸せのちから”
あなたにとっての幸せとは何なのかを考え直す助けになるかもしれない。そんな作品かもしれません。
幸せのちから
公開年 | 2006年 |
上映時間 | 117分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ |
監督 | ガブリエラ・ムッチーノ |
出演者 | ウィル・スミス、ジェイデン・スミス |
・2006年に公開されたアメリカのヒューマン(感動)映画です。メインキャラクターはこれまでに数多くの映画に出演している俳優 ウィル・スミス(Will Smith)、妻でありそして母役の女優は色んな映画に出演しているタンディ・ニュートン(Thandie Newton)、その息子役として起用されたのがジェイデン・スミス(Jaden Smith)
ご存じの方が多いと思いますが、この二人は実の親子であり、映画でも親子役を演じるという。
このころのジェイデンはとてもかわいかった、、、(今はすっかりかっこよくなっているという解釈)
僕自身、この映画を初めて観たのは確か、小学生低学年くらいの時。日テレでなかなか好きな番組に入る金曜ロードショーでの放送でした。この時はよくわからんくて、年を重ねた今に見るととてもいい映画と分かります。この”幸せのちから”はとても感動できます(低予算の通販番組のキャッチフレーズみたいになりましたが)。
タイトルの通り、幸せとは何なのかを考えさせられる作品にもなっています。
これからあらすじ、ネタバレをしていくのでまだ、見たこのない方はここでストップして
僕の違う記事をご覧になってください。
こちら↓↓↓↓↓↓↓
本当の幸せとは何かを考えさせられる
お金や富がすべてではない
あらすじ
家族三人
・父のクリス(ウィル・スミス)と母のリンダ(タンディ・ニュートン)、そして息子のクリストファー。
物語はこの三人の人間模様を描いたお話。
クリスは骨密度計測器を販売するセールスマン。しかしこの製品を売る前に大量購入し、それから売った分だけ設けとなるという完全出来高制の仕事のため、この機械を売らないことには彼には収入が入ってきません。
一方、リンダはパートとして一日に十何時間と働くが、低賃金のため稼ぎは少なく、家族は裕福とはかけ離れた、次の日の食事をいかに確保するかどうかというくらいのいわゆる貧困層。
飲みかけのティーをもう一度ポッドに戻したりするシーンが、この家族の日常を物語っています。
こんなはずじゃなかった
・クリストファーが生まれる前、クリスが骨密度計測器を大量購入し、新しいアパートにリンダと仲良く、その機会を運んだり、引っ越し記念に大家に写真を撮ってもらうなど、そこら中にいる仲の良い夫婦であった。
しかし、クリスの仕事はうまくいかず、それに加え、息子のクリストファーが生まれ経済的に苦しくなっていく。
するとクリスとリンダの中は悪化していき、やがて、ただ一緒に住んでいるだけの二人に変化していく。
このように、1つの家庭が崩れていく(経済的に)のを映画として観ても、自分もこういう将来になるのではないかなど不安に駆られるシーンでもありました。
ホームレスからの脱却、そして幸せを
・それから色々あり(本当にいろいろ)、クリスとクリストファーはホームレスになり、家がないという日常へと突き進んでいく。こんな人生を送るはずではなかったと日々悩むクリスだが、学歴ではなくいかに仕事ができるかという観点で人を雇う証券会社への養成プログラムに参加する。しかしこのプログラムは6か月間給与は出ず、いかに顧客を獲得出来たか、また最終試験でほぼ満点をとれるかで、判断され何十人もいるなかでたった一人しか採用されないという今のクリスにはハイリスクな一つの賭けともいえる状況であった。
人並ではない努力の果てに彼は見事にそのたった一人に選ばれた(彼の人間性も関係してくる)。
誰よりも努力をして、誰よりも息子を愛し、勝ち取った幸せ。
合格を言い渡された後のクリスが会社の外で見せた、言葉にできないほどの喜びを表現するシーン。
これこそがこの映画のすべてを物語っているのでしょう。
作品の見どころ
・この作品はクリスとクリストファーがとにかく不幸な目に会います。唯一の収益の骨密度計測器を落としたり、盗まれたり。
タクシーで無賃乗車で追いかけられたり。クリストファーのお気に入りのキャプテン・アメリカの人形を落としたり。少し笑える部分もあるんですが、とにかくこの二人には幸せになってほしいと願っちゃいます、見てる途中に。
衝撃的なシーン
泊まる場所がなく駅のホームのトイレで一夜を明かすシーン。クリストファーには”冒険だぞ!”みたいな誤魔化しをして、トイレに誘導し寝泊まりをする。途中でトイレを使いたい人がドアをガンガンする。そのドアを抑えながら涙をこらえきれないクリス。このシーンは見るに堪えないですけど、一度は見てほしいです。いろいろ考えさせられます。
またこの作品は実際の人物をモチーフにされて創られた映画でありまして。最後の坂道をクリスとクリストファーが下る前のシーンで、すれ違う男性がそのモデルとなった男性だそうですよ。
最後に
・この作品はアマゾンプライムより視聴いただけます。
Amazon.co.jp: 幸せのちから (字幕版)を観る | Prime Video
こちらにリンクを張っておきますの是非!
・この作品には時間軸の変化や伏線の回収などといったコンテンツはありません。しかしそのような演出なしでも人の幸せのあり方や家族とは、などといったテーマで見る人を感動させ、作品に夢中にさせる力があると思います。
そして最後に、
あなたにとって幸せとはなんですか
この問いに答えることはとても簡単なことではないと思います。この映画を見終わった後に少しだけ考えてみてはいかがですか。そんな時間を与えてくれます、この作品は。
ちなみに僕の幸せとは、みなさん気になりますよね?
僕は幸せとはなんだろうと考える余裕がある事が幸せだと思います。
(ダサいですね、こんな言い方)